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前袈裟丸山

山行日
    2008年5月15日   晴れ   単独

コース
    折場登山口→(弓の手コース)→賽の河原→小丸山→前袈裟丸山→小丸山→賽の河原→折場登山口

 先日の荒山(赤城山)周辺のアカヤシオの開花状況から、小丸山1676mはそろそろ満開だろう、前袈裟丸山の南東尾根も気になるところ。6:00、折場登山口を出発、2台停まっていたが、まだ車にいたようだ。新緑の急斜面に点々と咲くミツバツツジの濃い紫色が目を引く、シロヤシオもそろそろのようだ。高度を増すにつれ、新緑は芽吹き状態に変わり、アカヤシオの残り花が出てくると、6:20、弓の手コースが90度右手に曲がり、アカヤシオの咲く沢筋を左に見ながら低い笹尾根を急登する。間もなく雑木林に入り、緩やかな勾配となり左に袈裟丸連峰を見ながら賽の河原へと進む。どうやら、今朝も冷え込んだようで、霜が降りていた。先日の雪の影響だろう、花が傷み、残った蕾が開き始めていた、賽の河原着6:45。
  
                          雑木林の中を急登する

  
     シロヤシオが一輪咲いていた             ミツバツツジは5分咲き程度

  
                          アカヤシオの残り花があったが、・・・・

  
          笹尾根の一つ向こうの尾根にアカヤシオ、帰路近づいて撮った

  
   満開のようだった                      登山道から見た光景

  
                          道沿いには霜が降りていた

  
       袈裟丸山をバックにアカヤシオを入れて撮るポイントだが、・・・・・・・


   多分、先日の雪害だろう、咲いていた花はしぼんで垂れ下がり、半開の花は元が変色し咲けないようだ。


  残った蕾が咲きだしている、こんな光景がずっと続く

  
    賽の河原、ここで塔の沢コースと合流し小丸山へと向かう

 期待した小丸山周辺は一見散ってしまった感じ、よく見ると傷んだ花がぶらさがり、難を逃れた蕾が開き始めている。こんな光景がずっと小丸山まで続いた。道をはずして南斜面を下ると、多少見られる株もいくつかあった、小丸山山頂着7:45。
  
   点々と残った蕾が開いていたが、

  
  近接撮影すると傷みが写ってしまう              苔むしたいつも撮るカラマツ林

【アカマツの点在する斜面、比較的被害が少なかったアカヤシオ】






【雪害】
  
            まともに受けた枝、半開きの状態で落下していた

  
                         小丸山直下の大きな株、これも無残


        小丸山直下のヤマザクラは元気

【小丸山山頂にて】

        袈裟丸連峰と皇海山(右)、アカヤシオが手前に入るのだが、・・・

  
  小丸山山頂                             男体山、手前のアカヤシオも無残

  
    前袈裟丸山の東南尾根                  前、後、中袈裟丸山


         皇海山、鋸山、錫ケ岳、日光白根山

  
                      山頂のアカヤシオ

 小丸山を下り鞍部付近でアカヤシオは終わる、ここも茶色と化していた。7:58、白樺林の中の避難小屋の脇を通り、小高いピークの南に巻き、若干下って笹の生い茂った道を緩やかに登り返し、間もなくコメツガの樹林帯を急登する。転々と先日降った雪が残っていた、これでアカヤシオはやられてしまったのだろう、8:48前袈裟丸山着。
  
  前、後袈裟丸山                        鞍部から男体山、大きなアカヤシオの木が手前にある

  
  小丸山を振り向くがピンクの斜面はない          非難小屋


          小高いピークを南に巻いた所から南東尾根、前、後袈裟丸山

  
   南東尾根                       前、後袈裟丸山

  
前、後袈裟丸山、鞍部が八反張               笹の生い茂る登山道

  
                          前袈裟丸山北斜面から日光白根山

  
                               同、男体山

  
        同、皇海山、鋸山、日光白根山             同、鋸山、日光白根山

  
   八反張と後袈裟丸山                       北面の沢に残る雪渓


  北斜面から皇海山、鋸山、日光白根山、男体山

  
   先日の降った雪                      前袈裟丸山直下

  
  直下から赤城山                        同、男体山

  
                      一等三角点のある前袈裟丸山山頂

  
前袈裟丸山山頂付近から上州武尊山、至仏山、後袈裟丸山  同、上州武尊山、至仏山

  
 同、後、中、奥、最高峰、袈裟丸山と皇海山、日光白根山   同、後、中、奥、最高峰、袈裟丸山と皇海山

  
  皇海山、鋸山、日光白根山                  男体山


   上州武尊山、至仏山、後、中、奥、最高峰、袈裟丸山と皇海山、日光白根山、男体山

      
         後、中、奥、最高峰、袈裟丸山と皇海山、日光白根山

 山頂から西方向に少し進むとビューポイントがある、岩に腰を降ろし眺望を堪能する。上越国境は雲多く下の方が見えるだけ。後、中、奥、最高峰、袈裟丸山と皇海山、日光白根山、男体山に見入る。袈裟丸山の南に伸びる尾根筋を見渡すが、ピンクに染まった斜面は見当たらない、雪で負けたのか、これから咲くところだろう。後続の方3名到着、一人六林班峠まで縦走すると言っていた、9:15山頂をあとにする。往路を戻る、小丸山10:00−10:06、賽の河原10:46、折場登山口11:28着。総所要時間は、5時間28分、期待はずれの山行であった。しかし、自然は良く出来ていて、一度に全部咲かない、必ずずらして災難を逃れ子孫を残すのだろう。花はやられても、しっかりと実をつけていたものもあったし、残った蕾がおそらく1,2日のうちには開花し、何事もなかったような美しさを精一杯蘇らせてくれるだろう。


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