★気ままな男の山歩きHOME 山行記録(日付順 ) 山行記録(山域別) 走れ!“忠治”★ sub3-351 袈裟丸山 |
山行日 2007年10月28日 晴れ 単独 コース 概略図はこちら 折場登山口→(弓の手コース)→賽の河原→小丸山→前袈裟丸山→八反張→後袈裟丸山→中袈裟丸山→ 奥袈裟丸山→袈裟丸山最高点→奥袈裟丸山→中袈裟丸山→後袈裟丸山→八反張→前袈裟丸山→小丸山→ 賽の河原→折場登山口 台風一過、夜中から晴れ上がった、一日好天だとか、この予報は外れることはないだろう。4時起きして犬を散歩させ、5時過ぎR50からR122を走り、沢入から紅葉真っ盛りの林道を走って折場登山口へ、昨日の雨の影響だろうか、大滝からの道はここで遮断されていた。車は8台+マイクロ1台、ざっと20、30人は入っているだろう。ザックに突っ込んで6:25出発する。袈裟丸山の今年の山行は、ヤシオツツジに合せて2回歩いている。今回の予定コースは、2002/10/17に8時間40分をかけて歩いている。状況からすると、まだ紅葉は間にあうと出てきたが、遅いかも知れない。 歩き出すや、真っ赤な紅葉の間を急登し1150m付近で右に折れる、紅葉はこの辺が境となり、ここからは葉を落としている。長い滝を左下に眺めながら、広々とした笹の斜面から向う袈裟丸連峰を一望する。2人、4人、4人と前に出させてもらい、雨上がりの泥濘んだ道を歩いてカラマツの林に入る。紅葉は線を引いたように一様ではない、ここが自然の良いところである、7:05展望台着。 前袈裟丸山の朝焼け 赤城山、1150m付近 袈裟丸連峰、弓の手コース1300m付近から カラマツ林、1400m付近 袈裟丸連峰、展望台付近 不思議なことに、展望台から眺めると人影がない、相当数の方が歩かれているとしたら一人ぐらいは見えても良いハズ? 7:08、賽の河原、塔の沢コースとここで合流する。30年ほど前の話だが、塔の沢から入り、奥袈裟丸山までピストンしている。これが袈裟丸山のはじめての山行であった。その時代、登山道も賽の河原から先は不明瞭で、生い茂る背丈を越える笹をかき分け往生したが、伊勢崎山岳会のプレート(現在でもいくつか見かける)だけが頼りだった。現在は、登山道が整備され、道標もあちらこちらに、中高年層の自然指向とともに袈裟丸山登山は大衆化したようだ、7:23、雨量観測所、7:26、P1607、7:51、小丸山着。 袈裟丸連峰、手前はP1607、展望台付近 賽の河原 紅葉の残り、賽の河原付近 同、賽の河原付近の紅葉 冬枯れに近い森 【雨量観測所〜小丸山間の紅葉】 中央は男体山 中央は男体山 リョウブの黄葉 小丸山 アカヤシオの紅葉 実を沢山つけていた 小丸山の眺望は春も秋も素晴らしい、一望する山並、袈裟丸連峰と日光連山、広大な針葉樹と広葉樹林帯、そして深い餅ケ瀬川に圧倒される。アカヤシオツツジに始まり、初冬の落ち葉を踏みしめてのハイク、ここに立って静けさの中で己の存在感を見出せるところだ、小休止して8:01前袈裟丸山に向う。 小丸山山頂1676m アカヤシオの紅葉 皇海山、鋸山、日光白根山 日光白根山 画像クリック部分拡大(戻りはプラウザで) 男体山、手前に黒桧岳、社山、半月山 袈裟丸山 袈裟丸連峰、小丸山から 皇海山、鋸山、錫ケ岳、日光白根山、庚申山、一番手前が小法師尾根 皇海山、鋸山、錫ケ岳、日光白根山、黒桧岳、社山、半月山と後に男体山 小丸山の鞍部から日光白根山 ほとんど冬枯れに近い 少し下って1600m付近の陽だまりには、赤、黄の紅葉が点々と落葉樹の森に残っていた。この光景が、この山に限ったことではないが、たまらなく好きだ。紅葉と、葉を落とした枝間越しに見る雪を被った山、眺めることで厳しい冬に向う覚悟みたいなものが出来、エネルギッシュな来年の芽吹きを思い浮かばせる、と勝手に想像する、8:13白樺に囲まれた小さな黄色いカマボコ型の避難小屋着。 【1600m付近のシラカババヤシ、陽だまりの紅葉】 シラカバ林の奥に袈裟丸山 同、避難小屋 真中が登山道 P1685の直下を南から巻き、少々下り。登山道から小丸山で見た山並みを高度とともに楽しみながら、前袈裟丸山東斜面を一気に250mほど登り、前袈裟丸山山頂1878.2mに立つ、8:54。山頂付近では、東に筑波山、南に富士山と八ヶ岳、西に浅間山を遠望できる。朝食が早かったせいか、一等三角点に腰をおろし、富士山を眺めながら、昼食の弁当を半分食べてしまった、9:05出発。 前袈裟丸山急登前の平坦地 前袈裟丸山北斜面から筑波山遠望 同、日光白根山 同、男体山 同、後袈裟丸〜奥袈裟丸山 同、皇海山、鋸山、日光白根山、黒桧岳、社山、半月山と後に男体山 赤城山 赤城山の向こうに八ヶ岳遠望 赤城の右奥に浅間山 赤城の左に富士山 山頂は樹林帯に囲まれ眺望に乏しいが、北側に2,3分歩くと、コメツガの間に大展望が開ける。じっくり腰を降ろして見たいところであるが、今日は写真だけにしておこう。ここから幾分下りながら、コメツガとアズマシャクナゲの細い尾根を歩く、季節忘れのシャクナゲが一輪、撮ってくれと見つめられた。更に下って、後袈裟丸山との鞍部、狭い八反張を通過する、9:27。登り返して、笹の茂った急斜面で一汗、9:42後袈裟丸山1908m着。 【前袈裟丸山北斜面からの展望】 筑波山 上州武尊山 上州武尊山と至仏山 後袈裟丸山〜、皇海山、鋸山、日光白根山 鋸山、日光白根山 後袈裟丸山〜、皇海山、鋸山、日光白根山 男体山 日光白根山〜男体山、鋸11峰と庚申山の尾根、一番手前が小法師尾根 アズマシャクナゲが一輪 八反張を前袈裟丸側から 八反張から赤城山 同、浅間山 八反張を後袈裟丸側から 後袈裟丸山山頂、後は前袈裟丸山 いよいよ、ここからが本日のメインコースに入る。概略、尾根筋は、シャクナゲとコメツガの樹林帯である。尾根を地図通りにトレースすれば良いわけだが、そうはいかない。頼りになるのは薄い踏み跡と、チョコチョコ見かける目印のテープ類である。後袈裟丸山と中袈裟丸山は近い、下って登り返せば良い、ここまでは楽だ、鞍部10:00、中袈裟丸山10:15着。大きな枯れ木に、読めない木片一枚、神事の御札一枚付けてあった。山頂は狭いが、東の展望は上々。 後袈裟丸山北斜面から中袈裟丸山、奥袈裟丸山、最高点と日光白根山 岩の間を抜けると 中袈裟丸山が正面に見える 中袈裟丸山と男体山 振向けば、前袈裟丸山(左)と後袈裟丸山(右) 中袈裟丸山 中袈裟丸山から奥袈裟丸山、最高点 同、男体山 ここからが、本番だ、真っ直ぐ進まない、樹林帯で視界がないからだ。踏み跡を探せ、怪しかったら見渡せ、あるいは確かな所まで戻れ、これが鉄則だ。奥袈裟丸山との間には小さなピークが8つほどあり、まともに越えたり、巻いたりする。気をつけたいのは、鞍部の大きな亀裂状の落ち込みがいくつもある。その縁を通るから、足元を一歩一歩確かめながら進まなければならない。別に緊張することはないが、ダメなら戻ることだ。2,3怪しい通り方をしたが、無事奥袈裟丸山1957.9m到着、11:08。この山頂は、樹林帯で眺望は全くない。 中袈裟丸山を一段下って振向く 樹林帯を道を探しながら進む 奥袈裟丸山山頂はどのピークだろう 大きな亀裂が東側に沢山ある 男体山を眺め また樹林帯を 大きな岩の亀裂(?)の間から男体山 奥袈裟丸山山頂の三角点1957.9m ここで最高点へは、西寄りに尾根向きが変わる、でも間にピークがなく隣合せなので、単純に小さく下って登り返せば良い、歩きやすい。最高点はアズマシャクナゲに囲まれ、数本の小さいコメツガが生えている狭い山頂である、最高点1961m着11:30。このピーク東側に小スペースがあり、東側の眺望が可能である。大きな声では言えないが、一番高い木に登って360度の眺望を楽しんできました。谷川連峰、上州武尊山、至仏山、燧ケ岳、日光連山、皇海山、浅間山、赤城山・・・、と歩いて来た逆光の袈裟丸山。 奥袈裟丸山、枝間から男体山 正面が最高点1961m 最高点のピークと男体山 アズマシャクナゲをかき分け 最高点1961mに立つ、山名&標高のプレートあり 【最高点1961mからの展望】 皇海山と日光白根山 男体山 燧ケ岳 至仏山 上州武尊山 谷川連峰 赤城山 浅間山 奥袈裟丸山、前・後袈裟丸山 男体山に雲がかかる 11:50、帰路につく。12:03奥袈裟丸山、12:40中袈裟丸山、13:05-13:10後袈裟丸山、13:18八反張、13:33前袈裟丸山、ここでまた小休止。居合わせた男性に美味しい菓子を頂く、袈裟丸山ははじめてのようだ、いい汗かいたと言っていた、13:43発つ。14:19小丸山、残った紅葉を楽しみながら見歩き、14:43雨量観測所、14:54賽の河原着。 鞍部から奥袈裟丸山 樹林帯の中を折り返す ササとシャクナゲを漕いで 後袈裟丸山に着いた時一時的に前袈裟丸山がガスった 前袈裟丸山の紅葉、ヤシオツツジ P1685 小丸山 残り物といってもキレイ 【帰りは朝歩いた道をはずして、紅葉を見ながら下山】 【折場登山口〜1150mの間】 登山口までの急坂を真っ赤な紅葉を見ながら下って、15:30駐車場着。まだ、駐車場はほぼいっぱい、いったいこの人たちはどこへ行っているのだろう。目的が山行以外なのだろうか。総所要時間は、9時間05分だった。久々に歩いた袈裟丸連峰、紅葉はすでに時期を逸していたが、眺望は素晴らしかった。後袈裟丸山と最高点の間、薦められるコースでないが、トレーニングには良いと思う。しかし、後袈裟丸山の道標に奥袈裟丸山まで1.8kmとあるが、安易に入り込まない方が賢明かな。 |
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