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鹿岳(西上州の山)

山行日
    2006年5月2日   雨   2名

コース
    下高原(南牧村)→鹿岳(一ノ岳)→下高原

 西上州の花を求めて、今年の状況はどうなのでしょう。Mさんと偵察を兼ねて、昨年の4月19日に歩いた鹿山と四ツ又山、を歩き、登山口を4,5ヶ所回って、開花状況を見極めようとした。小沢橋で待ち合せる、しかし、雨が降っていて、視界も悪い、山頂など全く見えそうもない。仕方なく、鹿岳のピストンぐらいなら、と下高原の集落まで走る。周辺では、岩場のミツバツツジが散り、人家のヤエザクラも散っている、緑は濃く、すっかり初夏の装いに変わっている。「これは、ダメだ、でも行って来ますか」

 6時25分雨降る中、下高原を出発する。すぐに杉森の急登である、10分も歩かないうちに、雨具で汗びっしょり、「ゆっくり歩きましょう」、「それがいい」、ヒトリシズカ、マムシグサ、エイザンスミレを見ながら森の冷気に浸る。杉森を抜けると芽吹いた低木とガスで見えるはずの岩場は見えず、滑りやすい急斜面をジグザグと歩き、ロープ、くさりを伝って稜線に出る。飛び込んできたのはヤシオツツジではなく、霧の中に、見頃をむかえたトウゴクミツバツツジであった。短いハシゴを登り、散り落ちたヤシオツツジに出迎えられ山頂、一ノ岳に着く、7:12。残り花と散った花びらを撮ると、二人同時に、「今年は花が少なかったのかな、もう終わりですね」、と発する。
  
 下高原の登山口                         周辺の段々畑

  
 杉森の急登がここから                    たちこめる霧も、何も無い山行を飾ってくれた

  
          稜線のトウゴクミツバツツジ、これも終わっていたものあり、葉も伸びています、右アップ

  
 霧の稜線を西方向に進むと                      一ノ岳、山頂である

  
 散ったヤシオツツジの花びら           代わって、楢ノ木の芽吹き、濡れて燻し銀の装飾品のようだった

  
                      これが山頂部のアカヤシオツツジ、もう今年はお終いでした

 降りが強くなってきたので、ここで下山、駐車点着、8:22。総所要時間は、2時間17分で、雨の鹿岳山行が終わった。帰路手前の駐車場にマイクロバスが1台、これから向かう皆々様が準備中だった。


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