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稲包山

山行日
    2007年11月3日   晴れ   単独

コース 概略図はこちら
    三国トンネル脇(新潟県側)駐車場→三国峠→長倉山→キワノ平ノ頭→新道分岐(三国スキー場方面)→稲包山
    →西稲包山→三坂峠→三国スキー場⇒(MTBでR353,R17)⇒三国トンネル脇駐車場

 蛭の季節も去って、四万温泉の奥に見えるピラミット型のピーク、稲包山を新潟県側から一周する。といっても三国スキー場と三国トンネルの間7.4kmは、MTBを使用する。R17を走り、紅葉真っ盛りの赤谷湖周辺を通り、三国トンネルを抜けて、浅貝で左折、R353を三国スキー場(国道の終点)まで走り、MTBをデポ、戻ってトンネル脇の駐車場を7:25出発する。

 新緑の旧三国街道を歩いたのはつい先日のよう、季節は変わりすっかり木々は葉を落としてしまった。先人の行き交った道を、落ち葉を踏みしめて、再び峠に立つ、7:50。上空は、ウロコ雲と青い空、太陽は顔を見せない、苗場山は霞んでいる。ここから稲包山への道に入る、笹は露をたっぷり含み、払いながら前進するが、思い切って雨具を着ける。この道は、2004年に南の四万川ダム奥の登山口から歩いた時、当計画の一周できることを知ったが、冒頭に書いた蛭に弱く、なかなか機会がなかった。一登りすると緩やかな尾根道となり、視界が開け、平標山と仙ノ倉山が顔を出す、間もなく最初のピーク、長倉山1439m着。。

 トンネル(新潟県側)の左に登山口、旧三国街道、正面鞍部が三国峠

  
 旧街道、若干紅葉の残る道                振向けば苗場山遠望

  
   三国峠                           稲包山への道

  
  三国峠で見たウロコ雲                    東に三国山、三国峠から

  
  同峠付近から新潟県側、R17浅貝と苗場山遠望    同峠付近から群馬県側のR17、下方は紅葉真っ盛り

  
  マユミの実、空はウロコ雲                 ナナカマドの実、後に三国山

  
   平標山が左に頭を出す                   鉄塔の左に稲包山と小稲包山(右)

  
 最初のピーク、長倉山                    上州武尊山遠望

 半円形の三国山から緩やかなカーブを描き平標山へ、右奥に仙ノ倉山、この辺の眺望は良いが、東から南にかけては薄く霞み、高圧電線、鉄塔越しに見る稲包山と小稲包山、景観に意義あり、と言いたいところだが、先へ進もう。P1447を越え、小さいピークを越え、左から回り込むようにして、キワノ平ノ頭1511m着、9:15。

     正面に三国山、左に三角山、仙ノ倉山と平標山

  
                        稲包山と小稲包山、鉄塔の前後

  
  鉄塔                            仙ノ倉山と平標山

  
   キワノ平ノ頭                        苗場山遠望


        歩いて来た山並と三国山周辺の山

  
   所々登山道に笹がかぶる、露払いをしながら        キワノ平ノ頭山頂

 山頂部の東西の眺望が素晴らしい、辿ってきた山並と谷川連峰主脈の山頂部、西の上越国境と苗場山方面の山、細部を特定できないのが残念。ここからも回り込むようにして、登山道が南方向に変わる。稲包山に接近し構図的には良い所だが、またもや、第3、第4番目の高圧鉄塔に遮られた。これを一つの光景と考えれば腹も立たないだろうが、電力の供給を受けている身、あまり多くは言えない。

     同付近から東側の山並


     同付近から西側の山並、目指す稲包山は一番左付近

  
     左から稲包山、小稲包山、西稲包山             三国峠から手前が3番目、奥が4番目の高圧線


           三番目高圧線下付近から稲包山と続く峰々


              同、稲包山に続く西の峰々

    
 巡視路                  巡視路と登山道を分ける標識、このコースにはこんな道標がいくつもある

 P1461を過ぎると遮る高圧鉄塔がなくなり、間の小ピークの向こうに、稲包山と小稲包山、あやしい雲が時々発生する中、三国スキー場方面からの道を合せ、稲包山山頂に出る、分岐点10:25、山頂10:28着。
  
                         稲包山はもう近い、笹尾根を進む
      
  
   ダケカンバのゲート? を抜けると                 左稲包山、右小稲包山


                 辿ってきた山並と谷川連峰遠望

  
  新道(三国スキー場方面)分岐              稲包山山頂部

 360度のパノラマが展開する、三国峠から辿ってきた尾根筋の向こうに三国山、稜線左に大源太山、そして平標山が続く。右に主脈が走る、仙ノ倉山、エビス大黒ノ頭、万太郎山、大障子・小障子の頭、オジカ沢の頭、間に茂倉岳と一ノ倉岳?、そして谷川岳の山頂部が、頭を並べる。東方向に至仏山、上州武尊山、日光白根山、南に小野子山、十二ケ岳、榛名山が霞む。西の山並はくっきり見えているが、遠近の見分けが難しい。上越国境の山と白砂山から苗場山に続く山並みのはずであるが、どれがどれやらさっぱり分からない、後日検討して貼りつけよう、この山頂は素晴らしい、宿題までくれた。休憩していると、三国峠から同じ道を歩いて1名到着、来夏白砂から歩くと言っていた。しかし、山並みの特定は、「あれかな、これかな・・・」と、難しいようだった、11:00山頂をあとにする。
  
   稲包山                            ナナカマドと西の峰


       西側の峰々


             辿ってきた山並と谷川連峰遠望

  
   仙ノ倉方面                          谷川岳方面

  
    白砂山方向                       南に奇妙な雲が、小野子山、十二ケ岳、榛名山遠望

  
   尾瀬至仏山遠望                     上州武尊山、日光白根山遠望

 北へ少し下って、分岐点から左へ、正面に小稲包山を見ながら下り、単純に登り返す、登山道は明瞭な笹の道、11:12小稲包山着。もう一度下がって上がると11:25西稲包山1570m、道は若干被ってくるが踏み跡明瞭、下って鞍部が三坂峠11:39着。そのまま尾根伝いに歩き少し登り返すと、三国スキー場への道標があり、北方向の小さい尾根に入る(尾根伝いに白砂方面に進む踏み跡はない)11:43。ここから幾分緩やかに下るが、直に急坂となり小さな沢を渡る、11:58。そして湯之沢を渡る12:01。
  
  北へ下る、下は浅貝方面                 分岐点から西へ小稲包山を正面に

  
小稲包山、鞍部から                      鞍部から稲包山

  
   小稲包山山頂と西の山並                  見上げればブナの実


    稲包山と赤沢山方面の山並


    辿ってきた山並と谷川連峰遠望

  
  こんなところも、西稲包山東斜面             西稲包山

  
  下って三坂峠                  そのまま尾根伝いに進み少し登り返した所から北側へ小尾根を下る

  
    西北側に見えたピーク                 東側に平標山方向

  
   稲包山方向                        県境の尾根、三坂峠の西にピークが左

  
  小さい沢を渡って                       直に湯之沢を渡って

 ここからほぼ湯之沢の左岸に沿って、所々ぬかるんだ道を緩やかに歩き、12:14黄蓮沢を渡り、スキー場に出る。ここがこちらからの登山口となっている。リフトを左手に、正面対岸に大きな岩峰、提灯岩を見ると、MTBをデポした国道353号線の行き止まり地点となる、12:25着
  
     左岸に沿った道に出る                カラマツ林を抜け

  
       黄蓮沢と書かれ小さな沢を渡る          間もなくスキー場側の登山口に出る


    三国スキー場手前の対岸にある奇岩、提灯岩

 荷物を整え、MTBで4kmのR353を210m下って12:45浅貝、ここからR17を3.4km146m登る、あまりこいでないMTB、兎に角きつかった、すれちがう車からこっけいな姿を見ていただろう、途中工事中箇所で降りたが、13:05三国トンネル脇の駐車場着。これで一周の山行を終えた。総所要時間は、丁度5時間(MTB30分は含まず)であった。稲包山の眺望は、素晴らしい、登山道は明瞭、道標も点々とある。残雪期にもう一度歩きたい。MTBは、?????です。


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