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半月山

山行日
    2005年12月27日  雪まじりの曇り、時々薄日

コース
    歌ケ浜駐車場→狸窪→半月峠→半月山→半月峠→狸窪→歌ケ浜駐車場

 今年の山行の締めくくりに社山を目指し、吹雪く夕暮れのイロハ坂を走る、歌ケ浜駐車場6時半着、走っている車に1台もあわなかった。車中で仮眠、6時起床、エンジンをかけ暖房、雪が舞っているが月が時々見えていた。もしかしたら・・・・、6時45分駐車場を出発する。路上には新雪が2cmほど、中禅寺湖に沿った林道を歩く。雪はかいてあるが、所々に吹き溜まりができている。イタリア大使館の別荘を過ぎた所で、うっすらと中禅寺湖の向こうに男体山が現れる。手袋はしているが指先が凍えるようだ、狸窪の民宿を過ぎた所で除雪は終わっていた。平均したら30cmほどの雪だが、所々に深みがあり目的の社山を目指すには、阿世潟までの林道歩きが難儀だ。そして、そこから先が晴れれば良いが、この状態では眺望も望めないし・・・・・。そこで行程を変更することにした。ここから半月峠、半月山をピストンする、これならば無理なく歩けるだろう、引き返すのも簡単だ。
  
 林道から中禅寺湖と男体山               林道は狸窪まで除雪してあった

 踏み跡は見えないが、所々に顔を出した柵や人工物で確認しながら進む。地形も幾度となく歩いているので、大体見当はつく。ちらつく雪と冷たい風を受けながら、もくもくと雪の斜面を這い上がる。ジグザグした道は直進して、時間を稼いだつもりだが、いずれが良いかこれはわからない。立止まっては、雪面に落ちている、実、葉、枝を取上げては、曇天の空と木々を見上げる。
  
  阿世潟は直進、半月峠は左斜面に入る         結構な雪の量

  
  赤い実が沢山落ちていた                 付近にはナナカマドが、この実かな?

  
 雪の上に刺さっているこの実は?             付近にはダケカンバが、この枝が折れて・・・・かな?

 先方の上空が明るくなった、半月峠が近い、風の通り道では雪が飛ばされて、地面の露出が見られる。一方、タップリと積みあがった急斜面、危険は感じないが深い雪に踏み込むのが嫌だ。峠直下は雪が深く、50cmほどあった、ここも面倒なので、クマザサの斜面を直登する。やっと、半月峠の道標が見え、一安心、8:55峠着。歌ケ浜駐車場から2時間10分要した、結構かかるものだ。
  
  稜線はもう一息                       急斜面の雪、どこを歩こうか? 結局柵の際を歩きました

  
   半月峠                          雪、いっぱい、大きな山も出来てました

 峠は白い雪、黒ずんで見える木々、人のいうモノトーンの世界である。さあ、ここで小休止といきたいところだが、風と雪、手足が冷たい、動いていた方がましだ。稜線の道は、窪んでいるので雪が深い、ササと林中を進む。枯れ枝を掴んでは、ポッキリ折れ、オットット、倒れそうになる。前方の足元だけ見て、上に目が届かない、ゴツーン、イタッイ。展望台が見えたところで、登山道には深い雪、稜線を歩き展望台の床下を這って東の階段下に出る、9:47展望台着。峠から1時間もかかった。
  
尾根筋の道、登山道は凹んでいるので深いので林中を直登する   社山がすこし見えてきた

  
  突風が吹き荒れる                    薄日がさし、風紋が鮮やかに行く手を彩る

 薄日の間から、眼下の中禅寺湖、あきらめた社山の薄っすらした山容、北に鎮座する男体山もちょっぴり、それも一舜、見えただけ良しとしよう。ここも休憩することなく山頂へ向う。
  
 床下を這い上がり展望台へ                一瞬だったが、八丁出島付近を眼下に

  
  あきらめた社山もうっすらと現れる             男体山も、出た、出た、これもうっすらだ

  
  足尾方面の山並                      半月駐車場には雪がなかった、飛ばされたのかな?

 ここからの積雪は少なく、20〜30cmというところ、稜線伝いに歩き、山頂着9:54。ベンチに積もった雪を払い、やっと腰を下ろす。ここは眺望がない、四面コメツガの林中である。じっと、東へのルートを見つめる、天気が良ければ先へも行けるのだが、今日はここで折り返そう。
  
 半月山山頂                          同じく、三角点とベンチの辺

  
 記念にピッケルを入れてもう1枚              ここから東に向う稜線

 下りは、登りに往生した分だけ楽だ、スイー、スイー下る、雪の深いところもヘイッチャラ。あっと間に展望台から峠へ、展望台10:07、半月峠10:21、下まで一気に下ってしまおう、林中に入る。少し下った所で、ハンター一行に出会う、聞くと足尾側で鹿撃ちをやる、とか。単独の足跡はいくつか見たが、群れは見なかった、と話すと、残念そうな顔をしていた、10:55狸窪。民宿の玄関先にあった温度計を見たらマイナス8℃だった、一気に下ってきたせいか、氷点下8度を温かく感じた、山頂付近の気温は?だったのだろう。
  
 帰路、上から半月峠                    少し下った所でハンター一行に出会う、足尾側で鹿撃ちとか

  
 薄っすら雪面に影が、帰路狸窪付近で            狸窪の遮断機、除雪してない所はこんな量

  
  湖畔から社山を見る、これも一瞬            同じく、男体山

  
 歌ケ浜駐車場に戻って、立木観音             同、駐車場には除雪した雪の山

 中禅寺湖に沿った道を戻る、時々薄日が差し社山、男体山が湖畔から眺められたが、まだ雪は時々風とともにやってくる。11:35、歌ケ浜駐車場に戻って今年の締めくくりの山行を終えた。総所要時間は、4時間50であった。今年もアチコチの山を歩き、いろいろな出会いがあった、ニペソツで会った障害のある方が精一杯歩いていた姿、深く心に残っている、また来年も元気に歩いてほしい。私の山行では、南アルプスに一度も入れなかったのが、心残りだが来年は是非とも実現したい。当ホームページを訪れて頂いた方々、皆良いお年を迎えられ、お元気に過ごされますことを願って、今年の締めくくりとさせて頂きます、また来る年もよろしく御願いします。

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