★気ままな男の山歩きHOME 山行記録(日付順 ) 山行記録(山域別) 走れ!“忠治”★ sub3-376 武甲山・小持山・大持山・武川岳・伊豆ケ岳 |
山行日 2008年3月22日 晴れ 単独 コース 概略図はこちら 横瀬駅→武甲山登山口→林道合流点→登山道分岐点→大杉の広場→武甲山山頂→小持山・大持山コース分岐点 →シラジクボ→小持山→大持山→妻坂峠→武川岳→山伏峠→伊豆ケ岳→正丸峠→正丸駅 春を呼びに、近場の雪遊びをそろそろ切り替えようとしまっておいた山etc.並べて、横瀬駅を基点に、武甲山から小持山、大持山、武川岳、伊豆ケ岳を尾根伝いに歩き、子の権現経由で吾野に抜ける計画をした。しかし、思わぬ雪道にペースダウンしてしまい、伊豆ケ岳から正丸峠経由で正丸駅へ抜け、ショートカットした自分流の山歩きとなってしまった。 薄いジャンパーにウインドヤッケ、ウオーキングシューズにストック、手ぬぐいを頭に巻いてヘッドランプ、自分でも噴出しそうな身支度、3食+α、水1リッター、山靴とスパッツをザックに押し込み、3:37横瀬駅を出発する、武甲山へ6:30着予定である。時々大型車の通る24時間稼動の道、時々犬に吠えられながら、緩い勾配で上っていく、最奥の石灰(?)のプラント着4:35、ここで車とはおさらば、道も細くなって未舗装箇所もあった。この山奥に外灯が、と思ったら旅館(?)のようであった。送電線は更に奥へ伸びている、そうだ人家らしき建物が数軒あったっけ。前回も暗い中歩いたので、住んでいるやらいないやら不明だ、多分空き家ではないだろうか、4:55武甲山登山口通過。鳥居をくぐり、廃屋らしい所を通り、養魚場のような脇を通り林道に出た、5:07。林道は閉鎖されているようだった。ジャンパー、チョッキを脱ぎ、手袋を薄手着替え、登山靴に替えているうちに、急速に明るくなった、ヘッドランプもしまい荷物もすっきり、5:18発つ。 生川沿いを歩き最奥のプラント、4:35AM 武甲山登山口 鳥居をくぐり集落跡?を行く 養魚場?の所で林道に出る 林道は通行止めのようだ ここの角に道標あり、角柱には八丁目と刻まれている 沢沿いに作られたコンクリートの林道、大きな石も目に付く、小さい不安定な石が、下がコンクリートだけに、邪魔だ。沢の音と靴の音、ストックを運ぶ音、以外は静寂である、5:30道標に従って丸太の階段から山道に入る。杉森を、どちらかというと西方向かな、回り込み不動滝に出る。3mほどの細い流れが1本、斜面をチョロチョロと落ちていた、その脇に石仏1体、不動様かと思ったが、顔が違うようだった。杉森を北方向にジグザグしているようだ、時々明るくなった稜線が見える、日の出時刻も近いだろう。杉森に1本大きな落葉樹、御神木かな、根元に大正時代に建立されたホコラがある。この先で大きく回り込むと、杉森に日が差し一帯は急に明るくなった、6:02。点々と残る雪、もしかしたら一昨日の雨が雪? 6:07大杉の広場着。ここは標高1000m、山頂まであと50分、とある。ここの杉と少し上にあるもう1本の杉、なぜ2本だけ? コンクリートの林道をしばらく歩き、山間に入る 不動滝、ちょっと暗いなあ 杉森に、「武甲山御嶽山神社参道」と刻まれた角柱やホコラあり パッと日が差し、林中が明るく 大杉の広場と付近に2本、ここから山頂まで50分の案内板 階段コースと分かれ一般コースに入る、積雪は増し、4,5cmに、10cmになり、一面に近い。昨日歩いた踏み跡が往復残っている。登山道脇の雑木林、同じような大きさの石が一面にある、上から見たらここも真っ白だ。今度は南方向に回り込むと、小屋ガケした水場があった、細い糸のように落ちていた、この辺で15cmほど、もう地面は見えない。間もなく南からの階段廻りの道と合流して、御嶽山神社へ、間を抜けて見晴らしの良い展望台に立つ、6:52。予定の20分遅れである。 1000m付近から雪が現れ、徐々に積雪を増す 雑木の林にも 小屋カケした水場の辺で積雪は15cm程度 階段廻りの道と合流して 御嶽山神社に到着、ここでは25cm程度ありそうだった 石段を数段あがって ホコラの脇を通り山頂に立つ 展望台からの眺め、お天気に恵まれて素晴らしい。見渡せば、眼下に秩父の街、貫く荒川、その荒川に温度差からか霧が立ち昇る、綿でも敷いたよう。目を少し上に向ければ、両神山から浅間山、草津志賀の山並み、谷川連峰、上州武尊山、至仏山、赤城山、燧ケ岳、日光連山、と連なり、手前に西上州、比企の山塊、立ち昇る煙突の煙2本、これも絵になる光景だ。山頂部をあっちこっち歩き回り、スパッツをつけて、7:15山頂を後にする。 山頂の展望台 この辺が最高点かな 眼下に秩父の街と貫く荒川 市街地と霧が立ち昇る荒川、遠く谷川連峰を望む 西方向に両神山 その右に浅間山と周辺の山 東西、御荷鉾山と志賀草津〜苗場山方面の山並み遠望 谷川連峰遠望 笠山、堂平山 山頂部に自生するブナ 市街地と荒川、近遠山並み 浅間山〜日光連山 画像クリック拡大 南に下って、南シラジクボ、西裏参道、東表参道の分岐点を通過、7:20。正面に小持山と大持山を見ながら、無積雪時歩きにくい急坂、量と硬さが適度な雪道をシラジクボへ下る、7:37。振り向けば、武甲山は均整の取れた穏やかな山容を南に向けていた。上り返して、狭い尾根筋をアップダウンを繰り返しながら小持山へ、振り返り武甲山、時々遠望できる上信越の山並み、眺望を楽しみ過ぎたかな、8:22着、予定の50分遅れ。景色に見入り、8:38大持山に向かう。 南に下り 南シラジクボ、西裏参道、東表参道の分岐点 真正面に向かう小持山&大持山 雪の急坂を快調に下る 堂々とした山容、小持山&大持山 小ピークを2,3ケ越えシラジクボへ カラマツ林に奥秩父の山並みと右手に両神山を見ながら下る 振り向けば武甲山は丸い山頂を南に向けていた シラジクボ1088m、持山寺跡(25分)方面分岐 シラジクボから少々上り返して、均整の取れた武甲山南の山容 小持山北尾根のブナと武甲山 細い尾根、尾根の東西人工林と広葉樹林対照的で面白い 岩のゴツゴツした尾根を行く 日差しを浴びて雪が解け良く滑る 直下の急登を上から 小持山到着 小持山山頂から武甲山 同、御荷鉾山と志賀草津〜苗場山方面の山並み遠望 同、浅間山 同、笠山、堂平山 気温の上昇とともに、雪がゆるみ、狭い岩場の尾根は注意を要す。景色も上々、とりあえずこのままの山行を妻坂峠まで続け判断する。絶景の続く尾根筋、大持山との中間にある岩峰、奥秩父の山並みを一望して感動も頂点に達する。岩峰を下って、上り返して樹林に囲まれた大持山山頂着、9:28、1時間遅れ。枝間に武甲山と霊峰富士の山頂部を見る、早めの昼食、9:42妻坂峠に向かう。 小ピークを巻いて下る 小持山の山頂部を振り向く 細い尾根をアップダウン 武甲山は静かに 正面に切り立ったピーク、大持山の手前の岩峰 岩峰から大持山 同、両神山 同、浅間山と小持山 同、西斜面の広葉樹、芽吹きしているような? 同、大持山、秩父連峰、小持山 秩父連峰 画像クリック拡大 細い尾根筋は続く、常緑低木はアセビ 大持山山頂が見えた 大持山山頂、後ろは秩父連峰 北側に武甲山 枝間に富士山の山頂部 大持山をあとに、東方向に下ると間もなく、鳥首峠方面分岐点に出る、ここでこれから向かう山並みを確認する。武川岳と伊豆ケ岳、どうしても行きたい。ここから峠まで、ほとんど直線的に350mほど下る。途中、親子連れに会い、一息、雪も徐々に減り地肌がむき出しになってきた。グシャグシャ、これも難物、スピード控え目、10:25妻坂峠着。 大持山山頂、東側から 細い尾根を下る、スリップ注意 北側は桧、南は雑木 鳥首峠方面分岐 分岐点から、これから向かう武川岳、伊豆ケ岳 グシャグシャな雪を滑り降りる 高度も下がり、地肌を表す、山頂へ向かう親子に会う 林間から辿って来た尾根 武甲山の採掘部が見えてきた 武川岳を峠越に 現在のところ1時間遅れ、ここから先は雪もなくなるだろうし、この遅れで歩けるだろう。伊豆ケ岳まで行って、正丸峠経由で正丸駅へ向かえば、まあまあ満足できる山行となるだろう。峠に着時4人いたが、皆武川岳に向かった。緩やかに見えた武川岳へのルートは、急激に勾配を増し、武甲山を振り向きながら、呼吸を整え前進する。先方に1名、間もなく接近し前に出させてもらう、10:52武川岳山頂着。10人ほどのハイカー、あちこちへ向かうようだ、ここは便利な山だとか。 妻坂峠、地蔵さんは大持山方向を向いている 峠から武甲山 同、大持山、小持山 同、武川岳に向かう道 平坦なのは峠付近のみ、急坂が続く 山頂付近はまだ解けきれず 平坦な武川岳山頂 雑木越しに武甲山 山伏峠方向に向かう 平坦ぽい山頂から南東方向の山伏峠を目指す。発って間もなく、先方に伊豆ケ岳が現れる、もうそれほど遠くはない。11:08天狗岩コースを右に分け、桧林の中を下り、視界が開けると伊豆ケ岳が大きく見えた、もう近い。11:38山伏峠に出て、道路を渡り、再び山間に、山頂まで1.1kmとある。緩やかに人工林を進み、間もなく急登する、下ってくる10人ほどのGrに会う、山頂からか、人声も聞こえる。11:53咲き始めたアセビの花を見て、一息入れ、ラスト伊豆ケ岳の坂登り、まだか、まだかで4,5度繰り返し、12:13伊豆ケ岳山頂着。 雪もここまで 急坂を真っ直ぐ下る 振り向けば武川岳 前方に伊豆ケ岳 天狗岩コースを右に分け 桧林の中を下り 視界が開けると伊豆ケ岳は近い 山伏峠に出て 道路を横断して再び山間に、山頂まで1.1km 緩やかに人工林を進み、間もなく急登する アセビの花が開き始めていた 一汗かいて伊豆ケ岳山頂を踏む、851mとある 歩いてきた山並みが気になる 辿って来た山並みを一望し、山頂をウロウロしてハイカーの多さにびっくり、首都圏に近い手ごろなスポット、天気も良いし、春を求めて上がって来るようだ。コースを確認し、12:30鎖場に向かう。道標は巻道しかない、どうみても鎖場は真っ直ぐ尾根伝いである、取り付いた岩場は大勢の人が踏みしめて岩の角がとれている。そのまま進み、鎖場2つ通り鞍部に出る。ここで正丸峠へ出ないで直接駅に向かうルートが右手に分かれていた。小高いピークを2,3箇所通り、樹林帯を抜け正丸峠へ、13:15、小さい沢沿いに下り13:40人里に出て、巻道と合流、山靴を脱いで道路を歩き、13:50正丸駅について、一部変更した山行を終えた。 、山頂の賑わい、細い山頂部に長くなって、Gr、家族etc. 北方向に岩場の方向に 子の権現経由はやめて正丸峠経由で下る 奇岩の連続する尾根を下る ここを正面から這い上がって左へ、横に道もある 枯れ木の間を抜け 根っこの斜面を下る こんな岩の間を抜け 最初の鎖場通過 ここから一気に鞍部(裸地)まで下る 岩場には長い数本の鎖が張ってある シャートという岩盤でしっかりしているらしい、鎖場のキライな方は巻道が西側にある 子供を両足で支えて、ヨイショ ここが鎖場と巻道の合流点、鎖場入口はトラロープあり 正丸峠経由で正丸駅へ向かうルートに入る 人工林を多少アップダウンしながらしばらく歩く 正丸峠、茶店が一軒営業中のようだった 峠から沢沿いに下る 緩やかになるとお申(サル)さま講を左手に見て 直ぐに里に出る ここで山靴を脱いでウオーキングシューズに 鎖場からダイレクトに来る巻道 出口方向から見るとこちらの方が歩きやすそう 総所要時間は、10時間13分、思わぬ雪景色に見とれて時間遅れ、一部短縮したことにしよう。子の権現は、またの機会にしよう。当ルートを反対廻りで歩くとまた良いかも。 |
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