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sub3-253
備前楯山

山行日
    2006年4月14日   曇り    2名

コース
    舟石峠→備前楯山→舟石峠
 この2,3日の温かさと雨で、里山は芽吹き山肌は銀色に染まる、点在する山桜が満開となり、低山に魅了される一時である。渡良瀬川に沿って車を走らせると、水沼駅付近からソメイヨシノが満開となり、トンネルを越えると蕾となってしまった。そして本日の山行出発点の舟石峠付近では、ヤナギとダンコウバイが見られる程度で、どちらかというと冬枯れの山である、9:35舟石峠出発。

 コース概略図  国土地理院1/25000地形図に赤色で付記


 空は曇天、薄日がさしそうな感じもするが、霧が時々流れて山肌を被う。歩き始めると直に、雲間から残雪の残る袈裟丸山方面の山をちらっと見る、まだ白い。小高いピークをトラバースするように、鹿に食い尽くされた笹の斜面を歩く。間もなく尾根に取り付く、左手に備前楯山の山頂部が現れる、丁度満開をむかえたダンコウバイが冬枯れの林中を彩る。
  
  雲間から袈裟丸山方面の山をちらっと見る       鹿に食い尽くされた笹の斜面

  
  ダンコウバイの黄金色が唯一春を感じさせる      ナラとリョウブの尾根道

 尾根は小さい尾根と合わさり、ナラの木と鹿に皮をむかれたリョウブの間を進む。左斜面の下の方には残雪が少々見える。芽吹きの遅い林中に、半壊したスズメバチの巣を発見、はっきり見えなかったが、蜂が修復に飛び回っているようだった。ここから数十メートル歩くと、今度はナラの木に出来た、50,60cmもありそうな大きなボール状の異物を発見、何だろう、木の癌かな?
  
  半壊したスズメバチの巣                  このボール状の塊は何?

 間もなく右からの尾根と合流し、吹き荒れた強風の爪痕を見る。大きな赤松が捩れ、裂けて、倒れかかっているもの、根こそぎ倒れているものあり。登山道をふさいだとみられる倒木は、鋸が入れられ片付けられていた、林中の倒木、数知れず。山頂に近づくと、ミツバツツジからヤシオツツジに変った、満開になると舟石林道から望めるところだ。ひと登りして山頂着、10:20。
  
                       強風の爪痕があっちこっちに

  
 つつじの尾根をひと登りすると               三等三角点のある山頂へ

  
  西の方向、眼下に舟石駐車場を見る           東斜面のアカヤシオツツジ、先端がちょっと赤くなっていました

 残念ながら眺望きかず、マンサクが散った山頂部、アカヤシオツツジの開花が待ち遠しい、10:40帰路につく。往路を足早に下り、11:10、舟石駐車場着で、短い山行を終えた。総所要時間は、1時間35分だった。平日の曇天とあって、会う人もなく冬枯れの静まり返った道だった。ダンコウバイだけが、唯一印象に残った山行だった。

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