気ままな男の山歩きHOME  山行記録(日付順 )  山行記録(山域別)  走れ!“忠治”
sub3-360
赤雪山(足利の山)

山行日
    2007年12月21日   晴れ   単独

コース 概略図はこちら
    松田川ダム(P点)→松田町不入→A点→行道峠→B点→馬打峠→藤坂峠→達磨杉峠(長石林道足利佐野市境)
    →赤雪山→松田川ダム(P点)

 赤雪山を目指して、5時間程度で、ぐるっと一回りすることにした。松田川ダムサイドの下山口付近に車を置き8:12出発、県道219号を南下した、藤坂峠方面、馬打峠方面を左に分け、宗泉寺入口の所から9:13左折し、松田川を渡って不入に入った。切り通しの所で、行道峠への道を確認しようと、地図を開いた、すると行道山の西の稜線の枝尾根に100mほど下り、×印をした過去の記録が目に入った。何故×なのだろう、記憶がない。急遽予定を変更して、この枝尾根を歩き回り込むことにした、9:26山間へ。
  
 松田川ダム、後ろは仙人ケ岳への稜線          赤雪山、藤坂峠方面分岐点から

  
  不入、左後方が行道峠付近?              道路終点付近

 篠竹のヤブを分け、桧林を抜けると急斜面に突き当たる。ツル植物と格闘を繰り返し尾根に取り付く、すると銃声が響く、近い、イノシシでもやっているかな、と思い安全を考え笛を吹く。しばらくして、2発目、3,4発と間隔が短くなる。そうだ、南下に射場があるのだ。急登を繰り返し、汗を拭き拭き行道峠への稜線に出る、A点10:15。脱いで、食べて、10分休憩。

 ここまで来てやっと思い出した、この稜線をはじめて歩いた時、道を間違った記録なのである。現在では、多少歩く人がいて、テープが貼ってあったり、踏み跡も明瞭になってきている。当時は、何の目印もなく、この尾根に入り込んでしまい軌道修正したのである。
  
  篠竹のヤブに分け入る                   人口林を抜け尾根に取り付く

 広葉樹はすっかり葉を落とし、明るくなった尾根を歩く、風がちょっと強いが気持ちが良い。急斜面を下ってしばらく進み行道峠に出る、10:38。篠竹を分け入り、登り返すと右に少し下り、間もなく関東ふれあいの道、名草巨石群-浄因寺に出る、B点、10:48。行道山から尾根伝いに行かず、一旦下って浄因寺に出て、関東ふれあいの道を歩く人が一般的なのだろう。
  
  尾根を回りこんで行道峠に出る              篠竹の間を抜ける

  
  関東ふれあいの道(名草巨石群-浄因寺)に出る    馬打峠手前から西の山並、真中に深高山

 眺望がほとんどなく、見るものの少ない尾根筋、馬打峠へと足を早める。峠で道路を食い違ったように渡り、数段階段を上るとベンチに出る。休憩していた同年輩と思われるオッサンと話し込む。赤雪山へ向うと言うと、ルートを聞きたそうだった、地図を出して、メガネケースを開いて、先ほど休憩したA点にメガネを忘れたことに気づく。兎に角ここは、メガネなしで説明を済ませた。すると、峠を散歩している女性が2人に気づき、加わって萬談義15分か20分話し込んだようだ、それぞれの道へ散る。ここで、メガネを取りに戻るところであるが、往復していると赤雪山で暗くなってしまうかも知れない。今日は、このまま先に進もう。
  
  馬打峠                             急坂には丸太の階段が造られていた

 馬打峠から2つ,3つ小ピークを越え、丸太の階段を急登すると、冬枯れの林に鮮やかなピンクのつつじ、まるで冬咲きの花のようにしっかりしていた。11:45、三角点のあるP387.9m着、道標には名草巨石群まであと4.7kmとある。この一帯は赤松が枯れ、山並みが若干見通せるようになった、嬉しいのか悲しいのか、12:05ホコラのあるピーク着。この位置は、三角点のあるP387.9mと藤坂峠の中間のようだ、藤坂峠着12:28。

  階段を登ると、鮮やかなピンクのつつじ、時忘れにしては見事な花

  
  ほどなく三角点のあるP387.9m              名草巨石群まであと4.7km

  
ホコラのあるピーク、P387.9mと藤坂峠の中間       樹間から赤雪山、まだあるなあ

  
 藤坂峠付近から深高山と猪子峠              同、赤雪山を左奥に

 藤坂峠からは、ほぼ北に向って170mほど登りP426m。この稜線も伐採された部分あり、立ち枯れした松の空間もあり、大分眺望が改善された。ベンチが点々とあり、急坂が整備され、関東ふれあいの道、山なみのみちなる名称までつけられてこの時期の陽だまりハイクには良さそうだ。若干下って、鞍部で左松田方面、右巨石群方面に道を分ける、12:57。
  
  藤坂峠、車道を横断                    一登りすると開けてP426を正面に

  
 P426付近のベンチ、名草巨石群まで1.6km         南に歩いて来た尾根

  
  眼下に名草の集落                      正面にP(520)桧の森

 ここから、桧の森を真っ直ぐピーク目指して登り、左に折れ小さい起伏の尾根をP499へと進む。目指す赤雪山も伐採された斜面のお陰で、長石林道の向こうに一際高く見通せる。伐採跡を尾根伝いに通り、ほどなく、弁財天からの林道に出る、13:23。林道に沿って7,8分歩くと、長石林道に突き当たる。右に曲がるとすぐ、足利市と佐野市の境界に出る、ここを達磨杉峠というらしい、13:30。東側からの赤雪山の登山口となっている。
  
 左松田方面、右巨石群分岐               桧の森を真っ直ぐピーク目指して

  
 P499付近から赤雪山                  間もなく伐採地に出る、赤雪山へは右から回りこむ

  
  伐採地を抜け名草弁財天からの林道へ    左に進むとすぐに長石林道に突き当たり、赤雪山登山口に出る

 丸太の階段を上がり尾根伝いに進み小さいアップダウンを3つ4つ繰り返す、鉄塔、反射板を通過、13:47、右からの尾根と合流すして少し下ると鞍部で松田川ダム東の駐車場からの道を合せる。合流点から200mほど上がると、赤雪山山頂620.6mに着く、14:02。一回り大きく周ってやってきた誰もいない山頂、歩いて来た山並みだけが冬の弱い日差しを浴びて、連なっていた、小休止して14:12山頂をあとにする。。
  
  丸太の階段を上がり尾根伝いに進み小さいアップダウンを3つ4つ  鉄塔、反射板、右からの尾根と合流する

  
  松田川ダム駐車場からの道を合せ200mで        赤雪山山頂620.6mに出る

  
   山頂から歩いて来た尾根を一望する        南に下って20,30分でダムサイドに下山

 山頂から南方向へ一気に下る、途中P491を通過すると、広葉樹から桧の人工林に入る、ジグザグあり長い直線あり、最後は道路へ飛び出す、14:35、そして駐車点着14:37、本日の山行を終えた。総所要時間は、6時間25分であった。冬枯れの低山尾根歩き、地図に残した忘れた記憶、汗だくになったヤブコギで思い出す。そして今度は、メガネを忘れてきてしまった。明日は、早起きして、誰も入らないうちに、浄因寺から尾根に上がり、メガネを探しに行こう。(12/22早朝、落ち葉に埋もれていたメガネを取り戻してきました)


気ままな男の山歩きHOME  山行記録(日付順 )  山行記録(山域別)  走れ!“忠治”