平成十八年十二月二十八日 Before 写真集目次へ Next
今年もあと3日になってしまいました。ぼくがこの家に住むようになって1年過ぎました。お蔭様で、楽しく、病気せず、いろいろありましたが、「やっと形だけは、おとなになった」、とお父さんに言われます。いたずらをして叱られることは、沢山ありましたが、まだぼくには良い事と悪いことの区別がはっきりつきません。「来年は良い子になれるよね」、とお母さんはやさしく頭をなでてくれました。来年も良い年でありますよう、お星さまにお祈りしちゃおう。
ぼくのお家の入口のパネルをリニューアルしてもらいました。材木をかじる感触が好きで、入口の周りがキズだらけで、薄っぺらくなってしまいまた。お父さんが、材料を買ってきて直してくれました。今度は、かじれないように切り口をアルミでカバーしました。ついでにリードもちょっと太いものと交換しました。そうだ、早速、ピー太に見せよう。
「ピーちゃん、ちょっと来て」、「何よ、チューちゃん」、「お家がきれいになったから見てよ」
「へぇー、きれいにしてもらったの」、「そうだよ」
「ピカピカだろう、ピーちゃん」、「ほんとだ、きれいになって、いいなあ」
「ぼくの家なんかね、おとといの雨で水浸しだったんだよ、そうだ、チューちゃんとりかえようよ、ゴーッ」、「だめだよ、ワワーン」
「チューちゃんは、また作ってもらいなよ、ゴッ、ゴッ」、「ダメ、駄目だよ、ウー、ワワーン」
「チューちゃん、出て行きな、ぼくが住むから」、「何だって、ぼくの家だぞ」、「ぼくが住むんだ、近づくと突っ突くぞ、ゴッ、ゴッ、ゴッ、ゴッ」
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