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黒斑山

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山行日
    2018年7月22日   晴れ   単独
 

コース 
     車坂峠(駐車場)→(表コース)→トーミの頭→黒斑山→蛇骨岳→仙人岳→(Jバンド)→賽の河原分岐→湯の平分岐→(草すべり)→トーミの頭→(中コース)→車坂峠(駐車場)

 連日の猛暑、涼しさを求めて大朝日岳を予定していたが、遠望を楽しむには程遠い天気、ほどほどの所で黒斑山にした。コースは車坂峠から表コースを歩き黒斑山へ、蛇骨岳、仙人岳、Jバンドと外側の外輪山を歩き、湯の平へ下って賽の河原分岐へ、資料によると、ここから自己責任で前掛山まで行けそうな感じがするが、現地を見ての判断としたい。不可の場合は、真っすぐ湯の平分岐へ出て草すべりを這い上がり、中コースを通り戻る予定。気温が上がらないうちに高度を稼ぐべく、4:25車坂峠を出発、30分ほど歩いた所で先行2名の前に、5:24シェルター、5:33中コースを合せて5:42トーミの頭、遠望を楽しむには雲多し、5:47湯の平分岐点、6:00黒斑山、逆光の浅間を避け、6:26-6:39蛇骨岳。

 車坂峠、ビジターセンター脇の駐車場                         車坂峠から黒斑山表コースに入る
  

                                    薄暗い山道を進むと
  

 南側が開け、八ヶ岳が薄っすら望めた


  西側には東籠ノ登山、水ノ登山、四阿山


 道沿いには花いっぱい、   マルバダケブキ                     コキンレイカ
  

      ウスユキソウ                                    ホツツジ
  

   ガレた道をちょっと進み                             樹林帯に
  

   イチヤクソウ


   繰り返し進み                                     歩きにくい木段を上がると
  

    前掛山が正面に                                 シェルターの横を通り小高いピークを少し下ると槍ケ鞘
  

  槍ケ鞘から剣ケ峰                                    同、トーミの頭と前掛山
  

  道沿いにヒメシャジン






  イブキジャコウソウ


   中コースを合せ                                          トーミの頭着
  

   トーミの頭から八ヶ岳


   同、北アルプス南部、穂高岳〜槍ケ岳


   黒斑山山頂は近い


  樹間から黒斑山、蛇骨岳                               帰路は草すべりから上がってくる予定
  

    林間を進んで                                      浅間山監視施設
  

   黒檜山山頂着                                   前掛山の奥に浅間山
  

   尾根伝いに進み振り返ると剣ケ峰                          右に黒斑山
  

     進行方向には、蛇骨岳、仙人岳、鋸岳
  

                             泥濘、根っこに注意して林間を進む
  

     咲き始めのノアザミ                               同、ミヤマアキノキリンソウ
  

 陽が上がり、浅間山のシルエットがくっきり、吹く煙は小さく火山活動は安定しているようだ。見下ろす湯の平の夏景色は広大、樹林帯と灌木、笹だろうか、緑の濃淡が素晴らしい、少し移動して頚城山塊、北アルプス北部の遠望はイマイチ、蛇骨岳から先、賽ノ河原分岐までは30数年前に妻と一度歩いただけで、記憶はおぼろ、雄大な眺めをリメモリーして、6:54仙人岳、7:18下降点、Jバンドを下る。

                                     蛇骨岳到着
  

  浅間山方向の展望  画像クリック拡大   仙人岳、鋸岳、浅間山、剣ケ峰


    浅間山(左奥)と前掛山(手前)




      北側に四阿山


    南方向に剣ケ峰(2281m)、右が黒斑山(2404m)、下に湯の平が広がる


          

  オトギリソウ


   ミヤマアキノキリンソウ


   蛇骨岳から尾根道を少し進むと四阿山の左に頚城山塊


   その左に白馬三山が広がる


                                  快適な尾根道
  

   蛇骨岳を振り返る                                     仙人岳山頂着
  

    蛇骨岳(2366m)、黒斑山(2404m)


   鋸山(2254m)、浅間山(2568m)、前掛山(2524m)


                           尾根道の小さいアップダウンが続く
  

   南方向には剣ケ峰、右にトーミの頭、黒斑山


   間のかなたに八ヶ岳


    ちょっと下って、仙人岳を振り返る


  南〜西方向の展望、剣ケ峰、トーミの頭、黒斑山、蛇骨岳、仙人岳  画像クリック拡大   


   Jバンド下降点少し手前から浅間山


                                 奥が鋸岳(2254m)、手前がJバンド下降点
  

    ここから下降してJバンド、湯の平へ                         下降点の右の岩
  

                             岩壁を降下、Jバンドはちょっぴりスリリング
  

   浅間山&前掛山


 岩壁(いわかべ)を降りて、緩やかになると高山植物が足を止める、ヒメシャジン、コキンレイカと種類は季節限定だが、目が惹かれる。外輪山のトゲトゲした岩場を仰ぎ、成り立ちが対照的な緩やかな曲線美の浅間山&前掛山、噴火と崩壊を繰り返した歴史だろう。灌木帯に入り、間もなく、7:55賽の河原分岐、男性が案内板を熟視しているようだった、その横には閉鎖された浅間山&前掛山への道、灌木の中まで伸びていた。そして『ここは賽の河原分岐、現在の噴火レベルは2、ここから先は立ち入り禁止』、と書いてある。自己責任云々の問題ではない、こうなると諦めが肝心だ、先に進もう。

  ヒメシャジン&コキンレイカ




                                    湯の平を進む
  

 Jバンドを振り返る   画像クリック拡大   


 トーミの頭、黒斑山、蛇骨岳、仙人岳   画像クリック拡大   


                                      明るい林間に入る、秋紅葉のきれいな場所
  

             賽の河原分岐、男性が一人   案内板をよく見ると、前掛山へは入れない
  

 湯ノ平分岐まで緩やかな道、  コバイケイソウ


  マルバダケブキ


 私と反対周りかな、賽の河原分岐を出てからすれ違う、単独、2名、また一人、8:09湯の平分岐、ここで右折して草すべりを這い上がる、夏の花が期待できそう。登山道には払ったばかりの草と笹、間もなく降りてきたエンジン付きの刈払い機と鎌を手にした4,5人の作業Gr、「ご苦労様です」の一言、「花を楽しんで行って下さい」と返してくれた。次々と下ってくるハイカーを交して、9:17尾根に、9:20トーミの頭。

  この人たちも逆回り                                何だかお墓のよう?
  

                          湯ノ平分岐、ここから右へ、草すべりをゆく
  

   小さい沢までは緩やかに、その先は尾根に出るまで急坂が続く        草払い中でした
  

   花はまだ早い感じ、でも点々と          クルマユリ


    ノアザミ


     見上げればトーミの頭


                                    シャジクソウ
  

  シシウド




                                    タカネナデシコ
  

   ヒメシャジン


     チダケサシ                                    ハナニガナ
  

     コバイケイソウ                                   クルマユリ
  

                                          湯の平に下る人
  

   乗り切って、尾根に出ました                          トーミの頭が目の前
  

 日帰りハイクとしては、これから上ってくる人が多いだろう、何といっても人気の山、標高差400mで高山植物を見て、景色を見て、一日ゆっくりできる山は数少ない、私はあと1時間ほどで下ってしまう、9:25中コース分岐、樹林帯に入り会う人もなくと思いきや、団体さんが次々と、苔むした樹床に林立して咲くイチヤクソウを見ながら、道をあけました、10:12駐車場に戻る。

                             下って、中コースへ入ります
  

   オトギリソウ


  ウスタケ(毒キノコ)


                                 下って、下って
  

      緩やかに進み                                 駐車場へ、満車でした
  

 総所要時間は、5時間47分、比較的汗の少ない山歩きだった。後半は2014年に歩いた、“日本橋から浅間山、6日目”を思い出しながら歩けたのだが、諦めた浅間山&前掛山の山行に繋がれば良いのだが。

  参考:  気象庁発表 2018/07/20、2018/07/23 浅間山の活動状況




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