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燧ケ岳
                                                   日付順記録へ   8080221の雑記帳へ
山行日
    2017年9月15日   曇りのち時々薄日   単独 

コース  概略図はこちら(図中の赤線が歩行、緑線がシャトルバス利用)
     大清水休憩所→一ノ瀬休憩所→三平峠→三平下(尾瀬沼山荘)→長蔵小屋→長英新道登山口→俎(マナイタ)ー→熊沢田代→
     広沢田代→御池⇒(シャトルバス)⇒沼山休憩所→沼山峠→長蔵小屋→尾瀬沼山荘→三平峠→一ノ瀬休憩所⇒(シャトルバス)⇒
     大清水休憩所

  九月も半ば、そろそろ尾瀬も紅葉が始まっているのでは、到着が早かったので一寝入り、夜行バスの音に起こされて、大清水休憩所を4:06出発する。後を追うように若い男性がついてくる、4:50一ノ瀬休憩所着。シャトルバスの発着場になっているようだ、時刻表を撮って歩きだすと、ベンチで休んでいた男性がまた後からついてくる、橋を渡って、4:53登山口。山間に入って、ヘッドライトの下、5:04冬路沢の小橋を渡り、5:14岩清水で給水、ヘッドランプをザックへ、この辺から勾配を増し木段、石段を上りシラビソの森に入って緩やかに進めば、5:40三平峠、峠から高低差100m、木段を下ると、5:53三平下で尾瀬沼に出る。

    出発&ゴールとなる大清水休憩所、標高1180m             その奥にゲート、一般車通行止め、脇から林道へ
  

    シャトルバスが走っているせいかダートながら歩きやすい、一ノ瀬休憩所は発着場となっているようだ
  

   橋の上で、ヘッドランプに光るものが? 雨だ、大したことないだろう、        登山口へ、ここから山道
  

   壊れた木道を気にしつつ進む、冬路沢を渡って、              ジグザグしながら進むと岩清水(水場)
  

         この辺まで過去に林道工事が進行し平坦になっている、ここから木段、石段を上がって
  

   シラビソの樹林帯に入って緩やかになると                    1762mの三平峠
  

   下って三平下、誰もいない、燧ケ岳は全く見えない              沼尻からナデッ窪コースを長英新道に変更
  


 燧ケ岳は深い雲の中、天空も陽のさす気配なし、沼尻からナデッ窪コースで燧ケ岳を目指す予定を変更して、左回りで長英新道を上る。沼田街道を歩いて、6:11長蔵小屋、6:17沼山街道と分かれて、大江川にかかる橋を渡る。紅葉の進んだ大江湿原を眺め、左手に三本カラマツを見て、シラビソの森に入る、ほぼ沼に沿って進み工事中の防護柵を抜ければ、6:30長英新道の分岐点、ついでに浅湖湿原を見るが燧ケ岳は相変わらず。長英新道は緩やかに、じめじめした道を進み、木段が現れると徐々に勾配を増していく。

                       木道沿いに花々が残っていた、トリカブト
  

   ミヤマアキノキリンソウ                                ウメバチソウ
  

   こんな道あったっけ?                              長蔵小屋方面に入る、一部陽がさしてきた
  

   長蔵小屋の前で工事中                             デッカイ重機、どこから持ち込んだのかなあ、空から?
  

  尾瀬沼周辺の浅い草紅葉                            長英新道方面と沼山街道の分岐点
  

    ワレモコウ                                   イワショウブ
  

         大江湿原方向                                尾瀬沼方向
  

   大江川にかかる橋と三本カラマツ


  大江川


   周辺の紅葉初期
  

     オオカメノキの実                                 鹿防護柵工事中
  

   長英新道分岐点                                   浅湖湿原、燧ケ岳寄り
  

 浅湖湿原、尾瀬沼側


                                  長英新道に入る
  

   ゴゼンタチバナの実                               早いなあ、下山者一人
  

 シラビソの数を減らし、樹間から眼下に尾瀬沼を望む、ここで小休止して遅い朝飯。南の方は明るいが、天空は重い雲、森はこの辺からシラビソからダケカンバに変わってきた。薄日が時々さすようになり、多少期待できるかな、って気分。U字の道の法面にはオヤマリンドウが残っていた。梯子状の階段を4,5ヶ所越えると、肩のような場所に出る、この辺は紅葉の輝く場所なのだ。再び連続する木段を上がれば、9:31ミノブチ岳山頂に出る、しかし、ガスって何も見えない。風冷たく、ハイマツ帯を進むと、ナデッ窪コースを合せ、燧ケ岳の岩場へ進む。

                                登山道は勾配を増す
  

     樹林帯の隙間? から尾瀬沼


   シラビソの森から抜け                             ガケカンバに
  

                                  こんな木段が点々と
  

    オヤマリンドウ




                         肩のような場所へ出る、この辺は紅葉の綺麗なところ
  

         この先が                                ミノブチ岳、ガスって何も見えず右方向へ
  

   緩やかにハイマツ帯を進む                            ナデッ窪コースを合せる
  


 赤ナグレ岳の北側のピークと爼ーの鞍部に出て、真っすぐ南から岩場を登り上げれば山頂であるが、変化する景色を堪能しながら歩くなら楽しいが、ガスっていては、岩場に記されたマークを必死に追いながらの足の運びとなる、8:56燧ケ岳爼ー到着。居合わせた先客が5名ほど、たちまち10名を超えた。1〜2時間待てば晴れるのなら柴安ーを往復するが、そんな感じはしない、9:06柴安ーをパスして御池に下る。

  マルバダケブキ、ナンブアザミの変種トネアザミ(タイアザミ)               この辺から岩、岩
  

   だんだん大きな岩に                                俎(マナイタ)ーの山頂が見えた
  

                       俎(マナイタ)ーの山頂 、ガスって何も見えず、柴安俎ーをパスして下山
  

 ペイントマークに従って、岩場からハイマツ帯、ガレ場を下る。御池から上ってくる人は多く熊沢田代が見える位置までに20-25人会ったが、挨拶代わりに「山頂がガス?」、「やっぱり・・・」の会話、下方は薄日が時々さして草紅葉が輝いて見える。熊沢田代は本日一番の眺めだ、9:57熊沢田代1950m着。東の山並は薄っすらと、南北と西は雲がかかっていた、残念。少々登り返すと次の広沢田代が眼下に広がる、熊沢田代との標高差は200mほど、草紅葉はあまり変わりないようだ、10:39広沢田代着。ここから御池まで、悪路の連続、眺望はほとんどなし、11:14御池の駐車場着。

岩場、ハイマツ帯を抜けトラバースぎみに下る                  続いて シダの間のガレた道
  

  岩が徐々に細かく                          シラビソの樹林帯に入り、間から熊沢田代が見える
  

   おお、綺麗だ


       足場が悪く、なかなか進まない               ナナカマドの紅葉が始まっている
  

      この辺が熊沢田代の上の方                       木道が傾いてますよ
  

     イワショウブ


    熊沢田代の池塘付近を眼下に






                        周辺も紅葉が始まって、いいね
  

  

                                   上から見た熊沢田代の中心部
  

      池塘                                    辿ってきた木道を振り返る
  

                                   登り返して小さな湿原
  

                                樹間から広沢田代を望む
  

   上りの方もいるし、滑るし                             おお、いいぞ、陽がさした
  
                
                                なかなか進まない
  

                                小さい湿原にオゼミズギク
  

                             広沢田代の上の方に出ました
  

      苔の紅葉?                                広沢田代の真ん中辺です
  

 一望します








                          また、また悪路を下ります
  

  やっと、御池に出ました                              木道を少し進むと
  

   御池の駐車場に出ます                              ここが抜けてきた登山道です
  

 ここから沼山峠休憩所まではシャトルバスに乗る、11:47バス停着、再び山間に入る。木道を少々上がって、12:02沼山峠に出る。今は、沼山峠を示すものは何もない。バスの行き先標記、乗車券表示からすると、バス停=沼山峠と思い込んでしまっているのでは? 峠から、12:19大江湿原に出るまで、緩やかに100mほど下る。咲き残った花々と果実を探しながら下る、偶然かな、バス停から大江湿原に出るまで、一人も会わなかった。その先、12:39今朝通った分岐点までに3人、分岐点から、12:43長蔵小屋までに10人ほど、今日は少ないなあ、昼時で皆さんどこかでお休み中かな。

          あと15分ほどで発車です                      沼山峠まで¥520、これは安いと思います
  

   ブナ平を見下ろす位置で停車、案内付きです                   終点沼山峠休憩所
  

     登山口は右手に                              少々登ると
  

    ほぼ平坦に進みます                              ここが沼山峠ですが、お休み場があるだけです
  

   ここから大江湿原に下りますが、ヤマハハコが咲き             熟れたゴゼンタチバナの赤い実
  

                                オヤマリンドウも残ってます
  

    シラタマノキの実                                オオカメノキの実
  

      シラビソの間を進み、鹿防護柵を抜け                  大江湿原に入ります
  

                      ヤマドリゼンマイ、レンゲツツジの紅葉が綺麗でした
  

  大江川の橋付近にはトリカブト、サラシナショウマが咲いてました       燧ケ岳が見えましたが、曇ってますね
  

    燧ケ岳、ここからは柴安ーが見えないな


        花も点々と、ミヤマアキノキリンソウ                             トリカブト
  

         今朝分けた分岐点、あとは往路を戻ります                真っすぐ抜けて、ビジターセンターへ
  


 燧ケ岳を見ながらの木道歩き、13:02三平下、大きく登り返して(疲れかな、たったの100mしかないのだが)、13:16三平峠、下って13:35岩清水、13:49下山(登山口)、13:51一ノ瀬休憩所、14:00のシャトルバスで14:15大清水休憩所、出発点に戻る。

   木道からトリカブトの小群落                           燧ケ岳、柴安ーが真ん中にちょこんと
  

   三平下まで戻りました                             燧ケ岳の見納めです
  

     しばらく登り返します                            三平峠です、ここからは下る一方
  

   岩清水でまた一杯                               小橋を渡って
  

   右手に滝を観れば                                   山道と別れます
  

    橋を渡って                                  シャトルバス乗場、¥700、高い、安い
  

  でも15分で大清水です                              駐車料金を支払って家路に
  

 総所要時間は、バス&待ち時間を除いて、8時間48分、眺望がなく、コース変更のため早帰りとなった。尾瀬の紅葉はこれから、荒れている木道にご注意を。


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