sub3-978
谷川連峰馬蹄形縦走

                                                  日付順記録へ   8080221の雑記帳へ
山行日
    2018年7月15日   晴れ   単独
 

コース 
     土合橋駐車場→白毛門→笠ケ岳→朝日岳→清水峠→七ツ小屋山→蓬峠→武能岳→茂倉岳→一ノ倉岳→谷川岳(オキの耳)
     →谷川岳(トマの耳)→ラクダのコル→西黒尾根登山口→土合橋駐車場

 昨年7/20に同コースを蓬峠まで歩いたが、失速してリタイヤしてしまった、暑さ負け? 計画を見直ししてみたが、問題はなさそう、あとは気力かな、2:19土合橋駐車場出発、2:25山間へ、4:08松ノ木沢の頭、給水してヘッドランプを外す。一面ガスっていた雲が払われる傾向にあり、暑さは覚悟のうえで眺望を楽しみたい。雲間に陽が上がり、4:54白毛門着、ここから北方向に進みアップダウンを繰り返す、谷川方面が雲海に頭を出す、5:38-5:46笠ケ岳。

  土合橋駐車場奥に谷川連峰馬蹄形概念図があったが只今改修中         まず、東黒沢に架かる橋を渡って
  

  沢沿いを少し進んで山間に入る、いきなりの急登、樹林帯を抜け、クサリ場をよじ登り、     白々してくる頃、松ノ木沢の頭着
  

                      ここから先はガレた岩場あり、怪しげな紐の下がった岩場あり
  

   灌木の間に花がチラホラ                             丸々太った珍客出没(ヒキガエル)
  

             道沿いにはトリアシショウマ                        キンコウカ
  

   特急様のお通り                                 雲海に谷川岳が頭を出す
  

                                 白毛門もクッキリと見えてきた
  

   特急様はもう着いた


                                 一泊遅れて白毛門到着、周辺の景色はガスの中
    

                       笠ケ岳周辺も時間とともにベールを脱ぎ棄てていく
  

               また抜かれた、早ーい                  あっという間に、下って登り返して走って行った
  

    鞍部付近から目指す朝日岳方向


   雲海にクッキリと、左から谷川岳、一ノ倉岳、茂倉岳


   笠ケ岳到着                                      東側斜面に避難小屋
  

 居合わせた2名は2泊して馬蹄形を縦走するとか、今時、何とも優雅な山歩きを・・・、一足先に朝日岳に向かう。下って、避難小屋を過ぎると鞍部にニッコウキスゲの群落が広がる。タイミングが早く、半分日陰で開きだしたところだ、さながら黄色いカーペット、あの人たち開花するまでいるのかな。刻々と変化する雲の動き、道沿いの花につられて、つい立ち止まってしまう、6:52-7:17朝日岳。

   笠ケ岳から白毛門


   同、谷川岳、一ノ倉岳、茂倉岳と笠ケ岳の影


    武能岳と奥に苗場山


   七ツ小屋山と右に大源太山


 笠ケ岳の眺望  画像クリック拡大   谷川岳〜巻機山


  下って鞍部のキスゲの群落






                            登り返してキスゲ群落を振り返る
  

   同、谷川岳、一ノ倉岳、茂倉岳と笠ケ岳


  白毛門


                     小さいアップダウンを繰り返し朝日岳に近づく
  

    道沿いは花花花、コバイケイソウ                        コメツツジ
  

     タテヤマリンドウ                               シモツケソウ
  

   ヒメシャジン                                     イブキジャコウソウ
  

    イワシモツケ                                    ミヤマダイモンジソウ
  

   ホソバヒナウスユキソウ(残り花)                           ???
  

   朝日岳に近づいた


    朝日岳方向                                    笠ケ岳方向
  

                                         オオバギボウシ
  

  直下から朝日岳


  タカネトウウチソウ


  ミヤマゼンコ?


 ヒメシャジン


   朝日岳山頂                                     南の祠
  

 山頂南に祠がある、その左に薄っすらと武尊山、もくもくとした雲に浮かぶ、上空は真っ青、何となく動的な感じが伝わってくる。トレランナー3名が山頂を素通りして朝日ケ原の水場へ下った。私も下って補給、これで500×3+紙パックジュース×2+果物等、十分すぎるほどだ。次は清水峠で休憩しようか。

   薄っすらと武尊山


   烏帽子岳と笠ケ岳、奥に谷川岳、一ノ倉岳、茂倉岳、武能岳


  朝日ケ原






  木道沿いに、ジョウシュウオニアザミ                           コバイケイソウ
  

   ハナニガナ                                    タテヤマリンドウ
  

  宝川温泉方面分岐点、水場はすぐ先                      まだ残っている雪渓
  

 宝川温泉への道を分け、稜線に出ると谷川岳に通じる峰々を見通せる、遠く感じるか、近く感じるか、半分も来てない状態では何とも言えない。ここから清水峠まで、標高差で500mある、上りの方はキツく感じるだろう、7:52ジャンクションピーク、8:49-9:01白崩避難小屋で休憩。先ほど鉄塔から下る時、山並に少し雲がかかっていた、時間的にはまだ早いのに・・・。避難小屋を出て、冬路ノ頭1590mまで、標高差で150mほど、真っすぐ上がる笹道、生い茂る笹で風の抜けない道、熱溜りが攻撃をかけ予定を狂わすポイントだ、9:25冬路ノ頭、10:02大源太山からの道を合せ、10:06-10:16、些かの疲労感、眺望がカンフル剤となるか、予定外の休憩。

  トレランナーを見送り                                稜線に出ると
  

  咲き残ったハクサンシャクナゲ眩しかった


 進行方向には、清水峠、七ツ小屋山、大源太山間近に迫っていた


 左に目をやれば谷川岳、一ノ倉岳、茂倉岳、最後に踏むトマノ耳が一際尖って見えた


   その先にジャンクションピーク、巻機山への分岐道標                 傍らにタテヤマウツボグサ
  

 巻機山へ連なる峰々、 果せぬ夢を思い出す


 滑りやすい小礫の道、花を見ながらゆっくりと、 キンコウカ          ミヤマママコナ
  

         灌木を抜けると                                池ノ窪
  

      点々とホソバノキソチドリ?                                たった1本見つけたサワラン
  

軽く登り返して送電線鉄塔                                ちょっと下れば清水峠、何処までも伸びる縦走路
  

   避難小屋手前の小湿原、     オオバギボウシ                   ニッコウキスゲ
  

    白崩避難小屋で休憩                               続いて送電線監視所、4,5人のGrが休憩中
  

                                  所前に咲くシシウド
  

  ここからしばらく生い茂った笹をかき分け進むと冬路ノ頭1590m、       七ツ小屋山は目と鼻の先、って言いたいところ
  

 谷川岳周辺を眺める


     朝日岳周辺の展望


   馬蹄形の縦走路から少し外れている別の名を上越のマッターホルンとも呼ぶ大源太山


       キオンとヨツバヒヨドリが点々と                 緩やかな尾根道を進み、大源太山からの道を合せ
  

                                   七ツ小屋山到着
  

  七ツ小屋山からの展望  画像クリック拡大   大烏帽子山〜平標山


 山頂から朝日岳方面


    同、巻機山方面


  同、大源太山


  谷川岳方面


   谷川岳西に向かう峰々


 七ツ小屋山から蓬ヒュッテの間は花が多い、特にイブキトラノオ、ニッコウキスゲは豊富だ。散策している人に聞かれる「白毛門の駐車場に車を置いてきた。道なりに行けばいいのか」、「縦走するのは時間的に難しい、蓬峠に戻って土樽に下るか、蓬新道で土合へ出るか、おススメは土樽だ、ルートはしっかりしているし、今11時、時間も余裕でしょう」、もう少し調べて実行した方が良いのでは、と言いたいところ、11:03蓬ヒュッテ、11:08蓬峠(分岐点)、もう、前進あるのみ、足元が見えるうちに西黒尾根登山口に着きたい。

  散策する人多し、ニッコウキスゲ                                ハクサンフウロ
  


                                      イブキトラノオ
  

    クルマユリ


  ニッコウキスゲの道


  タテヤマウツボグサ                                 一面笹に覆われた武能岳を前に
  

   蓬ヒュッテ到着、休むと長くなるからスルーして                       蓬峠へ、迷わず直進する
  

 長い笹の道、蛇行を繰り返し高度を上げていく、きれいな花があったら止まる、無ければスルー、でもスピードが出ない。でも、こんな調子でいけばセーフできるはず、12:14-12:24武能岳、14:26茂倉岳、山並にはガスがかかる。14:51一ノ倉岳、15:16ノゾキ、15:46奥の院、15:53-16:00オキノ耳、16:13トマノ耳、もう一人もいない。

                    分岐点に立って武能岳の緑の笹を見上げ、ヨシッ、行くぞ!
  

   道に沿って賑わいを見せる花、クガイソウ




    キンレイカ                                     ジョウシュウキオン
  

   オオ、上がってきたなあ、後ろがきれい、巻機山、大源太山、七ツ小屋山


                                   武能岳着       南から武能岳
  

    オオ、最後の難関、鞍部から茂倉岳への上り


   武能岳を振り返る


   ハクサンシャジン


    ミネウスユキソウ


    茂倉岳着                                  一ノ倉岳、谷川岳に雲がかかる
  

                                 キンレイカ、咲きたて
  

    一ノ倉岳                                    下りは慎重に、自分に言い聞かせるように
  

   ノゾキから一ノ倉の雪渓                              奥の院通過
  

      オキノ耳で小休止                                  オキノ耳からトマノ耳
  

    トマノ耳                                       天神尾根、西黒尾根分岐点へ
  

 16:17西黒尾根分岐、16:20西黒尾根道標、西黒尾根の下りは危険がいっぱい、蛇紋岩が磨かれて滑る、滑る、浮石もいっぱい。一歩ずつ確認しながら降りるしかない、緊張の連続だ。暗くなったらヘッドランプでは下れないね、どうしても下るなら、天神尾根⇒田尻尾根かな、小屋泊まりがいいね。16:33ザンゲ岩、下から大勢の人声、20人ほどの団体さんのお通りじゃ、全員ヘルメットを着用して、年配者もいたが足取りは素晴らしかった、17:27巖剛新道分岐点、17:31ラクダノ背で最後の休憩、クサリ場を下って樹林帯に入る。苔むした石ころだらけの道、まだ気は抜けない。

        これより西黒尾根へ                                オタカラコウ、ザンゲ岩付近
  

    危険地帯を下り終わって山頂を振り返る


    巖剛新道分岐                                 ラクダノ背で最後の休憩
  

    クサリ場通過、大小石だらけの道を下って、土合まで1時間の道標    周辺が暗くなって、木の根が小動物に見えた
  

 18:30土合1時間の道標、まだ明るさの残っている森の中、18:52鉄塔、最後はぬかるんだ道を下って国道に軟着陸、19:07西黒尾根登山口、あとはテクテクと、19:27駐車場着、もうすっかり暗くなっていた。

    鉄塔通過                                   足元の見えるうち、ギリギリ西黒登山口に出る
  

 総所要時間は、17時間8分(昭文社の山地図ではCT=17時間となっていた)だった、この辺が体力的に限界かな。まあ、無事日帰りできたということは自分にとっては万々歳だ。昨年のリタイヤ、いずれも真夏の山行、今年は何とかいったが、・・・・・。



       日付順記録へ   8080221の雑記帳へ